北米産オークにこだわる理由
環境のことを本気で考える
ROBUSの家具製作で使用する木材は、北米からの輸入木材を使用しています。
アメリカやカナダなどの北米地域は、良質な木材を供給する地域として世界的に知られており、日本へも多くの木材が輸入されています。
木材として良質であることはもちろんですが、北米材は森林管理(育林)されており、地球環境に配慮した木材です。
また現地で製材したのち自然乾燥し、さらに乾燥工場で含水率が8%以下になるまで乾燥させます。乾燥により反りや割れが生じにくくなり、家具作りに最適な状態にして輸入されます。このことは家具作りにおいて大変重要な条件である品質の安定にもつながります。
ホワイトオークの話
堅木の広葉樹であるオークは他の樹種と比べてもはっきりとした木目が特徴で、ヨーロッパでは古代ギリシャ時代から崇敬の対象とされ、特にイギリスでは King of the forest(森の王)と尊称されていきました。
堅く重厚で耐久性に優れているのが特徴で、永く使う家具には最適な材料として、古くから高級家具や建築材、船材などに幅広く使われてきました。イギリスでは王室の紋章にもなっており、イギリスで家具材と言えば今でもオークが代表として挙がります。
一説によるとオークはノアの方舟の造船に使われた木だとも言われています。
またオークは、液体の透過性が低く、含まれるタンニンやポリフェノール類が香味成分として重要なことから、現在でもウィスキーやぶどう酒の樽に使われる木としても有名です。
オークの実は日本でも馴染のあるドングリで、森ではアライグマやリス、シカ等の野生動物の貴重な食料源にもなっています。
そんなオークのなかでもホワイトオークは、レッドオークと比べて心材は赤味を帯びず、強度や耐久性が高いのが特徴で、ROBUSはこの木材にどこまでもこだわっています。
photo: North West Hard Wood 提供
最高の材料が届くまで
家具に使える木材になるまでには、想像するより遥かに永い時間がかかります。
山から切り出された丸太もすぐには使わず、何年もの月日を経てようやく出荷。
木材が製品になる過程には、最新技術による品質管理とワーカー達の経験が存分に活かされています。
的確な森林管理により、何十年という歳月をかけて
育林されます。
管理のようす
年々成長する木々
丸太が切り出され
集められます。
山積みされた丸太はゆっくりと長期間自然乾燥されます。
自然乾燥された丸太は製材工場にて板へとカットされます。
カットされた板が積み上げられ、さらに自然乾燥されます。
最適な含水量になるまで
乾燥機械にかけられます。
ドアを開けると溢れ出す蒸気
コンピュータによる管理で悪い材料が取り除かれます。
最後は人の手によって品質を判定。
数十年の歳月を経た木が私たちの手元に届きます。